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- 健康診断を受ける時期・回数の目安
健康診断を受けるタイミングについて教えてください
健康診断はどのタイミングで受けるのが良いのでしょうか?
最近、ペットの健康診断の頻度についてよく質問をいただきます。以前は年に一度の健康診断が一般的でしたが、現在は半年に一度という意見も多く聞かれます。
その理由は・・・
動物の寿命を考慮すると、人間の1年が4歳分に相当すると言われています。これを踏まえると、人間でいうと年1回の健康診断は、動物にとっては4年に一度の健康診断に相当するのです。そのため、動物の場合は半年に1回の健康診断は、人間にとっては2年に一度の健康診断になります。そう考えると、半年に1回という判断になります。
人間の年1回の健康診断を考えたら動物にとっては3ヶ月に1回受けた方が良いのですか?
そうなるのですが、そこまで神経質になる必要はないかと思います。半年に一度受けていただけることを当クリニックではおすすめしています。人間で言うと2年に1度の健康診断ということになります。
もちろん、飼い主様のご希望があれば短い間隔での検査を実施することは可能ですので、動物の性格や基礎疾患の種類などに応じて、ご相談させていただきます。
何歳から受けるとよい?健康診断を受ける時期について
健康診断を始める適切な時期
健康診断は、犬の場合、2回目のワクチン接種を終えた後、6ヶ月齢を目安に始めるのが良いです。幼い時期に検査を受けることはストレスになるため、このタイミングが適切とされています。犬の場合の年齢別の健康診断の重点項目についてもご紹介します。
年齢別の健康診断の重点項目
0~1歳の子犬
0歳から1歳の間は成犬になるまでの成長期です。この時期の健康診断では、先天性疾患の有無を確認することが重要です。純血種の場合、その犬種特有の先天性疾患に注意しましょう。また、ペットショップから来たばかりの場合は、寄生虫検査やウイルス感染などの検査も必要です。
2~6歳の子犬
この時期には、肝臓や腎臓の機能をチェックする血液検査やレントゲン検査を定期的におこないましょう。若くて元気な時期のデータが、将来の健康管理に役立ちます。
7歳以上の犬
シニア期に入る7歳以上の犬では、内臓の衰えが出始めます。血液検査を細かくおこない、体重の減少や元気の低下、皮膚のコンディションの変化などに注意しましょう。ホルモン検査や超音波検査も検討が必要です。
健康診断はどのぐらいの頻度で受ければよい?
健康診断の適切な頻度
月1回の健康チェックとして、体重測定や一般的な身体検査を推奨します。血液検査などを含む健康診断は、6歳までは年1回、それ以上の年齢では半年ごとが望ましいです。
春のフィラリア検査と一緒に健康診断をおこなう病院も多いようです。
健康診断の際の注意点
健康診断の日は朝食を抜いていきましょう。胃の中に食べ物があると、レントゲンや超音波検査に影響が出る可能性があります。持参する便や尿は、その日の朝に採取したものを持っていきましょう。
定期的な健康診断の重要性
定期的な健康診断は、ペットの体の変化に早い時期に気付くためにはとても重要なものです。年齢や体調に応じて、おすすめしている検査内容は変わるため、獣医師に相談しながら健康診断を受けるようにしましょう。また日頃から飼い主様がペットの小さな変化にも注意を向けていただくことも大切です。当クリニックでも、豊富な健康診断メニューをご用意しておりますので、ご不明な点などはお気軽にお問い合わせください。